露出配管が向いている施設、向いていない施設とは?
露出配管は、建物内の電気配線や通信配線を外部から見える形で設置する方法です。
まず、露出配管が向いている施設ですが、下記のような施設が挙げられます。
・工場や倉庫
・商業施設や店舗
工場や倉庫などの大規模な作業現場では、露出配管が向いています。
大規模な施設で配管を壁内に隠してしまうと、後から手直しが非常に困難になるからです。
また工場や倉庫は、設備の変更や拡張が頻繁に行われるので、メンテナンスが容易に行えるほうが向いています。
商業施設や店舗も同様にメンテナンスが容易に行えるほうがよいでしょう。
また商業施設や店舗は、それにプラスしてデザイン的にオシャレさを活かせる利点もあります。
たとえば、インダストリアルデザインやヴィンテージスタイルの店舗では、あえて露出配管を使うことで、装飾的な要素として空間を演出することができます。
一方、露出配管が向いていない施設もあります。
・オフィスビル
・病院や介護施設
・住宅
これらの建物では、露出配管があまり好まれません。
配管が外部から見えることは見た目に不快感を与える場合があります。
特に、内装デザインが重要視される施設では、露出配管がその美観を損なうことが多いため、配管を壁内に隠す方法が選ばれることが一般的です。
また、音や振動の問題もあります。
露出配管に電気配線を通す場合、電流の流れによる微細な音や振動が問題となる場合があるため、配管を壁内に隠して音や振動を最小限に抑える方が望ましいです。
露出配管工事を希望される方は、お気軽にお問い合わせください。