幹線工事の要!建物の「大動脈」を入れ替える時の注意点と手順とは?
幹線工事では受電設備(キュービクル)から各フロアの分電盤まで、大きな電気を送るための重要なルートを作ります。
ここがしっかりしていないと、いくら末端のコンセントや照明を新しくしても、建物全体の電気容量が足りずにブレーカーが落ちる原因になります。
幹線工事で最も気を遣うのは、使用する電線の太さと許容電流の計算。
例えば、新しい大型機械を導入する際には、これまでの電線では熱を持ってしまう可能性があります。電線は電気が流れると必ず熱を発しますが、その熱を逃がしきれなくなると被覆が溶けて火災に繋がります。
弊社では、将来的な増設も見据えた上で、余裕を持ったサイズの電線を選定することを提案しています。
工事の具体的な流れとしては、まず古い電線の撤去。
長年使われた電線は硬くなっていたり、管の中で癒着していたりすることもあり、引き抜くだけでも一苦労です。
重機のような力を持つ「ケーブルプーラー」という機械を使い、ゆっくりと一定の速度で引き出していきます。
「焦って引っ張ると、管の中で線が切れてしまう」というリスクを避け、慎重に作業を進めるのが鉄則です。新しい幹線を敷設する際は、ケーブルの「曲げ半径」に注意を払います。
太い幹線ケーブルは、無理に急角度で曲げると内部の銅線が傷んでしまいます。
一般的には外径の6倍以上の半径で曲げる必要がありますが、狭いピッチの配線ダクト内ではこの確保が難しい場合もあります。
そこをいかにルートを工夫して、ケーブルに負担をかけずに収めるかが職人の腕の見せどころになります。
幹線工事は、建物の寿命を左右する大切な工事です。
岡山市で工場の稼働効率を上げたい、あるいは老朽化したビルの電気系統を一新したいとお考えの方はぜひご相談ください。